日々のぼやき

No.1319

新婚のあた面 #R18 #SS

見たいって言う割に何も書いてなかったから今考えてたんですけど!

すったもんだの結婚式が終わってようやく部屋に二人きりになったとき、面堂くんがベッドで足組んだまま
「ふっふっふ……これできみは今日から正式にぼくのものになったわけだな」
「何いっとるんじゃ、逆だろ逆。今日からおまえがおれのものになったの」
「何を言うか、きみは面堂家に婿入りしたんだぞ?」
「それはそれ、これはこれ。ケッコンしたってことはおまえがおれのものになったってことなのだ」
「話にならんな!」
「そんなことより……」
「え? ぁ、うわっ!?」
「正式にこ〜ゆ〜関係になったんだから……」
「も、もろぼしっ、その、まだ心の準備が」
「ざんねん、もうおれは諸星あたるくんではないのだ」
「ぁ…っ…、諸星…」
「ほら、ちゃんと名前で呼べよ」
「んッ、んん……っ」
「あたる、って、おまえの声で呼んで」
「……〜〜〜〜っ、そ、んなの、できない…っ」
「結婚したんだから、はやく呼べるようにならないと、変に思われるぞ〜?」
「っだいたい、それを言うならきみだってまだぼくのこと名前で呼んでないではないかっ」
「そ〜だっけ?」
「そ〜だともっ!人を責めるならまず自分からだな…っ」
「終太郎」
「…っえ」
「これでいいだろ、終太郎くん?」
「…えっ、え、あの…」 
「お〜、真っ赤になっとる」
「き、急に呼ぶやつがあるか……」
「お前が言い出したくせにな〜」
「う、う、うるさいっ!」
「じゃ、今度はおまえの番だな?」
「………………」
「終太郎?」
「……………あ…」
「うん」
「……………………だめだっ、やっぱり言えない!」
「はぁ〜〜………」
「だ、だって、今までずっと諸星だったのに…、急に諸星じゃないって言われても、なかなか切り替えられないだろう…」
「しょ〜がないな〜……」
「っん、んんっ……」
「今晩は諸星でいいから。ゆくゆくはちゃんと慣れろよ」
「っう、わ、かった……っあ」
「いつもなら、次の日に響かないよ〜に加減してたが……今夜は、朝までおまえのこと抱くからな」
「ん……」
「もう、おまえは、おれのだから……手加減してやんない」
「ふ…望むところだ」
「言ったな? 覚悟しとけよ、アホ」
「ふん、せいぜいぼくを満足させることだな」
「その言葉後悔するなよ」

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