日々のぼやき

No.199

あた面#SS

あたると面堂が喧嘩したときに、面堂が怒って帰ろうとするのを咄嗟に制服の裾つかんで止めてほしい
面堂はびっくりして振り返るんだけどあたるは床見て何も言わないままで、でもしっかり裾を掴んだまま絶対に放そうとしないから、面堂が呆れて「きみは相変わらず子どものようだな」ってあたるの腕に触れて言う 
「………」
「なにかぼくに言うことはないのか」
「……さっきのはおまえが悪い」
「それについて意見が合わないことはもう証明できただろう。他に何もないならぼくは帰るぞ」
「………………まだ、帰るなよ」
「きみがその一言をもっと早く言えたら、あんな言い争いしなくて済んだんじゃないのか?」
「ふん、なんの話か分からんな」

あた面