日々のぼやき

No.376

あた面
あたるが冗談でセーラー服着て「おれにも勉強教えて〜終ちゃん!」って追い回して遊んでるんだけど、面堂の様子がなんとな〜くいつもと違うから二人きりになったときに「なんだよ、悪いもんでも食ったのか」って聞いてみたらすごい剣幕で「さっさとそれを脱げ!!」って言われて面食らうやつ
「はぁ!?脱げって…、こんなとこで何考えとんじゃ、変態かきさまは!」
「ばかっ違う!!きさまこそ何を考えとるんだ、そ〜ゆ〜意味ではない!」
「出し抜けに脱げと言われて他にどんな意味を想像しろと言うんじゃ、アホ!!」
「ええい、なんでもいいからその服装でぼくに付きまとうのはよせ!」
「え?」
「きさまが女ではないのは重々承知の上だ、それでも! そうやってセーラー服で近寄られると、おぞましいことに反射で女の人と同じ扱いをしそうになるのだ!」
「ははぁ〜、なるほど……」
「日々の習慣というのは実に恐ろしい……まさかおまえのようなみぐるしい男を女性と同列に扱いかけるなど、女の人に対する冒涜だ」
「みぐるしくて悪かったな!」
「というわけだ、わかったらとっととそれを着替えろ、きさまとてぼくにエスコートなどされたくなかろう」
「そうだな〜、そんな気持ち悪い事態おれだって御免……、あ、いや、待てよ…」
「なんだ、まだ何かあるのか」
「要するにおまえ、おれがこのカッコだといつもどおりに振る舞えないってことだよなぁ……」
「だ、だから、さっきからそう言っているだろうが…」
「つーことは、おれがオネガイしたらおまえはつい断りきれないと、そ〜ゆ〜わけだな」
「諸星…、きさま、何を考えてる…?」
「いまから教えてやるよ、ぜんぶ」閉じる

あた面