No.154, No.125, No.124[3件]
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「安くて速くて美味い。こういう店をよく何個も見つけられるなきみは」
「コツがあるんだよ。ま、おまえにゃわからんだろ〜がな」
「値段を抑える術に長けている、まさに貧乏人の鑑だな」
「おまえ喧嘩売っとんのか!?」
「感心しているのだ」
「……」
「なんだ、怒ったのか諸星」
「そ〜いえばおれ、おまえの知らんだろう面白い場所もういっこ知ってんだよな〜」
「へえ? どういうところなんだ?」
「安くて広くて面白いものたくさん置いてあるホテル」
「ここから近いのか?」
「きょーみあるなら今から行ってみる?」
「いや、ぼくとしては興味があるわけではないが、下層階級の生活習慣を知ることは面堂家次期当主としてのーー」
「すいまっせーんお勘定お願いしま〜〜す!」
#SS
「安くて速くて美味い。こういう店をよく何個も見つけられるなきみは」
「コツがあるんだよ。ま、おまえにゃわからんだろ〜がな」
「値段を抑える術に長けている、まさに貧乏人の鑑だな」
「おまえ喧嘩売っとんのか!?」
「感心しているのだ」
「……」
「なんだ、怒ったのか諸星」
「そ〜いえばおれ、おまえの知らんだろう面白い場所もういっこ知ってんだよな〜」
「へえ? どういうところなんだ?」
「安くて広くて面白いものたくさん置いてあるホテル」
「ここから近いのか?」
「きょーみあるなら今から行ってみる?」
「いや、ぼくとしては興味があるわけではないが、下層階級の生活習慣を知ることは面堂家次期当主としてのーー」
「すいまっせーんお勘定お願いしま〜〜す!」
#SS
大人になったあた面は、あたるが行きつけの居酒屋に面堂つれてって、面堂が安さと美味しさにびっくりしてるのをあたるが見守っててほしいなと思う
「夜風が涼しいな〜」
「たしかに……まだ夜は少し冷えるな」
「あんまりふらふらするなよ、転ぶぞ」
「わざとやってるわけじゃない……だいたいこれは、きみのせいだろう、次から次へと呑ませておいて」
「挑発に乗る方も乗る方だろ」
「そのくせ、きみは大して飲まずに、ぼくばかりこんな……」
「ま〜、おれもホントはもっと呑みたかったけど。あとで困ると嫌だし」
「何が困るんだ」
「いや〜? まあ、それもあとでわかるよ」
「??」
#SS